入社してからお茶くみ暦10年、“社員への過剰なお茶くみ制度”を廃止させた方法




職場でのお茶くみに悩んでいる方はまだまだいらっしゃると思います

当番制とはいえ、今の時代にお客さんにならまだしも、社員のお茶すら女性だけに淹れさせる文化が根強い会社は結構あるみたいです

ここでは入社して10年間、社員とお客さんへの茶くみに合計2,500時間以上費やしてきた私が、ドリンクマシンレンタルサービス(以下ドリンクマシンと言いますね)の導入を提案して創業以来の伝統である“社員への過剰なお茶くみ制度”を廃止させた方法についてお話します

今やほとんどのファミレスやレストランで導入されているドリンクバー

いわゆる“飲みたいものを飲みたいときにお好きなだけ”というなんとも素晴らしい制度だと思いませんか?

今の時代当たり前みたいなもので、流行というには遅すぎますね

しかし、なぜセルフサービスが主流になっているのか理解できていない、“古風な考えの会社”にお勤めの方で我慢している方々も多いかと思います

そう、お茶くみで!

そこまで重要か?と思うかもしれませんが、私はこの10年、約2,500時間もの大事な時間を、飲みたいかもわからない社内の人のためにお茶くみをしてきました

確かにメリットもありましたが、それは置いておきます

働き方改革という言葉が定着しつつある今、どうやっても動かなかったお局さんたちの重い腰を動かしてみようじゃないか!

ということで、ドリンクマシン導入で快適な職場環境をつくってみませんか?

私の1日のお茶くみスケジュール

8:00 15人にお茶を淹れる

朝は女性が当番制でフロア・階段の掃除をするのですが、その中に“台所&お茶”があり、飲む人全員分のお茶を急須で淹れます

所要時間:15分

10:00 5人にコーヒー

朝出した中でコーヒーを飲むと決まっている人の分だけ下げ、ドリップでコーヒーを淹れます

決まった人にしか入れないのも謎ですが…

コーヒーは作り置きせず、人数分だけ作って淹れ切ってしまいます

所要時間:10分

12:00 全員分下げて7人にお茶

出した分をすべて下げて洗い、決まった人にだけお茶を淹れます

役職付き3名と女性陣3名、内2人に給湯室に置いてあるお箸を持っていきます(お昼になったら給湯室にくるのにです)

所要時間:15分

15:00 全員にお茶or珈琲+お菓子

お昼に出した人たちのカップを下げ、これまた決まった人たちにお茶(8名)&コーヒー(4名)を淹れます

お菓子が秘書課から大量にもらえるので(賞味期限ギリギリか最悪3か月切れ)それを区別して配ります

フルーツがふんだんに乗ったホールケーキや皮むきが大変なフルーツ、小包装になっていないクッキー缶、ひと夏で大玉スイカが8玉くらい来るときもあります

ちなみに一人ひとり好みがあるのでそれも考えて出さないと「濃くて飲めないよ」とクレームが来ます(笑)

所要時間:15分~1時間

17:00 全員分下げて流しの掃除

全員分のカップを下げて流しを洗います

ゴミの日が週3であるのでその時はごみを出し、金曜日は二つあるポットを洗って乾かしておきます

所所時間:10分~15分

これプラスお客さん

ウチは1フロアに2つの課があるので、各課の女性が淹れます

2人分~多いときで11人分、お客様によってはお菓子を出す場合もあり、茶たく・ソーサー付きの湯飲みやカップでだすので片付けるのにも時間がかかります(打ち合わせ時間によっては2回出すことも…)

所要時間:10分~30分

 

よく信じられないと言われますがこういう会社もまだあるんですよ…

私なんかよりもっといろんな雑用をやっている方はいるかと思うので、私だけ大変で!なんていうつもりは全くありません。

社員の作業着の洗濯、社長が飼っている犬の餌やりや散歩なんか聞いたときはびっくりしました…

実際に職場にマシンを導入した後の皆んなの反応

実際にマシンを導入した私の職場のお話です

かなり好評でした

飲むようになった人

  • 入れてもらうのが申し訳なくて頼めなかった
  • 給湯室は常に女性がお茶を淹れているから入りにくかった

こういう方々には本当に申し訳なかったです…

じつはもっと飲みたかったという意見もあり、1時間に2回以上飲むようになった方もいました

飲まなくなった人

  • 実はお茶は好きじゃない
  • 周りが淹れてもらってるから

これは言って欲しかったですけどね(笑)

やっぱり気を使わせていたところが多く、メリットしかないんじゃないかと思います

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お茶くみを廃止しようと思った理由

ドリンクマシンのレンタルサービス

お洒落なオフィスではバリ◯タやクリ◯ラなど、CMでお馴染みのドリンクマシンレンタルサービス

「毎月定期便でコーヒー、お茶っ葉を注文してくれるなら届けますよ〜

そんでもってマシンのレンタル料は無料!!」

存在は知っていましたが、夢のまた夢だと思い調べたこともありませんでした

しかし、あることをきっかけに必死で調べて導入しようと考えました…

今の時代新入社員に“お茶くみは新人の仕事”は通用しない

8年目を迎えた頃には私も綺麗に洗脳されて仕事の一部として一生懸命お茶汲みをやっていました

そこでようやく女性の新入社員がフロアに入ってきたので、張り切って朝の掃除からお茶汲みまでの流れを丁寧に教えてきました

(それまでに男性社員は何人か入ってきましたが掃除すらしません)

そこで新入社員から一言

「え、今の時代これ全部下っ端がやるんですか?しかも女だけ…ヤバイっすね…」

口の利き方!とは思ったものの、ここでようやく私にかかった魔法(呪い)が解けました

これを聞いた先輩やお局さんたちは

「は?私達皆やってきたから!ぱぷりかちゃんなんか毎日一人でやってんだよ?なめてんのか…」

と言っていたのですが、色々ネットで調べたり友達に私のお茶汲みスケジュールを話して反応をみてみました

  • 友達「いや、ちょっと待って…いまどきそんな化石みたいな会社ある?」
  • 友達「うわ~超女ばかにしてんじゃんw」
  • 友達「あんたがお茶汲みばっかりやってるときに学歴一緒の同期の男にどんどんおいてかれるわけだ…」

そして2年連続で新入社員が辞めるという事態に…

主な原因はやっぱりお茶くみ!

これじゃいけないと思いましたね、会社の為にも次に入ってくるであろう新入社員のためにも!

お茶くみ廃止計画

まず、今まで伝統としてある文化をひっくり返すに大事なのは計画性と、自分が置かれた立場をわきまえた上での提案方法です

まずは部内での自分が置かれた立場を考える

皆さんはフロアの人たちからちゃんと信頼されていますか?

日頃の行いという事ですね、これってかなり重要です

これがしっかりできているかはお茶くみだけでなく、仕事でもプライベートでも人を巻き込んで何かを変えるときには大前提になります

皆さんがお願いを聞く立場になったとして

  • よく遅刻する、又は始業ギリギリに滑り込み出社する
  • お客さん、社員問わずお茶くみに心が感じられない
  • 愚痴ばかり言う
  • 何でも面倒くさがる

こんな人の言うことに耳を貸しますか?

そういうことです

フロアの中には女性のお茶くみ問題のことを知っていて、気にかけてくれる人が少なからずいるはずです

その人がもしフロアで発言力がある方なら味方になってもらえることもあります(直接の加勢ではなくアドバイスをもらう程度)

もし入社して3年目以下の方は、周りのお茶くみ部隊の先輩たちや、発言力のある方々を味方につけて一緒に戦ってもらいましょう!

 計画をしっかり立てる

お茶くみを廃止するための理由だけではまず上手くいけません

言葉だけだと少しでもどもったりしてしまったときに「つまり面倒なのか、しっかりやってくれてると思ったのに残念だ…」とプラスに受け取るられることはなくなり、次回の成功率が格段に下がります!

それなりの根拠となる資料を作っておくことは大事です

  1. 月にかかるコストの比較
  2. ドリンクマシンを置く場所
  3. レンタル、販売メーカーのパンフレット

これらをしっかりサーチし、表にしたりして印刷して提示しましょう

ちなみに、月のコストは人件費もしっかり含めて計算してください

正直、人件費が一番高いです!!

ドリンクマシンは購入でもレンタルでも初月以降はほとんどかからないので契約費と一緒に考えて、さらっと流して言いましょう

ちなみにウチは18人もいるので、お茶くみ廃止前のコストは一ヶ月以下の通りでした

緑茶代:3,000円

コーヒー代:10,000円

人件費:30,000円(時給換算1500円×勤務20日)

合計約40,300円

人件費半端ない!!

マシン導入後もお茶代はそれほど変わりませんが、お茶の時間が激減したので20,000円前後で収まっています

年間通して考えると高卒の新入社員1人分の月の手取りくらいのお金が浮きますね…

これも付け加えて資料を提出しましょう

口で言うより数字で表した方が効果的です!

メリットの提示

理由を提示するに当たって、お茶くみをやりたくない理由は言わないようにしましょう

いきなり

「今時お茶くみなんかやってる会社なんて古いです!廃止しましょう!」

なんて言った日には本当は味方になるはずだった方々も敵に回し兼ねません

自分たちは会社の伝統文化を喜んでor仕事と思って黙ってやってきていて、それを「非常識だ!」と全否定されているわけですから…

廃止というのはひとまず置いておいて

「みんなが仕事をしやすい環境のひとつとして、セルフで【飲みたいものを、誰にも気を使わず、飲みたいときに】できたらいいと思いませんか?」

と提案しましょう

妥協をし、誠意を見せるための提案を周りの女性にする

「決して面倒くさいからではないんです!」

ということをアピールしなければなりません

“強いて言うなら”のデメリットを提示

サーバーやコーヒーメーカーを導入してセルフにすれば決まった時間のお茶くみはなくなりますが、作業がゼロになるわけではありません

  • 契約•更新手続き、又は総務などの窓口があるなら申請
  • 毎月お茶っ葉コーヒー追の追加分の受け取り、
  • メンテナンス、又はメンテナンスに来る業者の対応
  • 毎日のコーヒーメーカーでコーヒーを入れておく
  • 夕方の掃除

毎日の掃除や、朝にマシンでコーヒーを作っておくことは必須になります

自分が損して得する魔法の一言を投げる

デメリットはいい言いましたが、契約は一度やれば自動更新ですし、追加の受け取りは月に1回くらいです

毎日やるコーヒーを入れたり片付けくらいでしょうか

これは自分で時間を決めてできますし、今まで何時間もお茶に費やしてきた時間を考えたら楽勝ではないでしょうか

私が今やっている作業は朝10分でコーヒーを入れている間にウォーターサーバーのタンクの水入れと、夕方のコーヒーマシンの掃除、流しの掃除だけです

もし他の女性たちと順番でやっているなら、むしろ最初は全部自分で請け負ってしまいましょう

これを女性の皆さんに提案すると

「え、いいの?でもそうなると悪いわ!!」

となって誰も損をすると思わなくなり、恩すら感じる方もでてくるかもしれません(笑)

そして新入社員が入ってきたら自分がお茶入れの番長なので分担してやるようにすることもできますので!

ここでお茶くみ部隊を味方にできればあとはすぐ行動あるのみ!!

権限とお金を管理している上司・先輩にぶつけましょう!!

やらない方がいいこと

経験上、不本意でしたがこれはやらない方がいいことというのがあります

新入社員を使って言わせることはやめましょう

これはその新入社員すら敵になり兼ねません

多分これから入ってくる子たちからしたらお茶くみは社会人になって信じられない事実として突き刺さることのひとつになるかもしれません

そこであなたに「先輩、私がお局さんに抗議してもよろしいでしょうか!」という子が入ってきたとしても

「私の手を汚さずにお局さんに訴えてくれるなんてラッキー☆」

と思っていいよ〜と言ったとします

誰が社会の常識も会社ルールもわからないヒヨッコ新入社員の訴えなんて聞くでしょうか

こういう行動力がある新入社員は社会問題として体感していない世間の常識を持ち出し、お局さんの怒りを煽り兼ねません!

そうなるとあなたは“今まで会社の伝統を守ってきた部下”と“味方になってくれると思っていた先輩”という立場の板挟みになります

これはもう次の機会も説得力も失いますのでやらない方がいいかと!

まとめ

いかがでしたでしょうか

私の体験談が元なので環境が違う方々も多いとは思います

1日の数う十分でもお茶くみの時間をもう少し有効に活用できれば働き方や仕事に対する考え方も変わるかもしれません

皆さんの働き方改革が少しでもうまくいきますように




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